成年後見申立事件について
2019-01-06
当事務所では成年後見(保佐・補助を含む)申立事件を取り扱っています。
申立自体は本人でもできなくはない手続きですが、弁護士に依頼していただくメリットは
・法定相続人や本人の財産の調査を任せられる。
・申立から相談して申立人の考え方や希望を理解している弁護士にそのまま後見人を担当して貰うことができる(必ず申立代理人が選任されるということではなく、裁判所の判断になります)。
・他の法定相続人との交渉をしてもらえる。
といったところかと思います。
成年後見の申立は司法書士の先生もよく取り扱っておられますが、弁護士との違いは財産が多い場合や紛争性のある場合では裁判所が専門職後見人として弁護士を選任することが多いため、申立代理人が後見人を担当できないことだと思います。
他方、財産があまりなく、身上監護が主になると思われるケースの場合は司法書士の先生の方が適しているかも知れません。