刑事弁護について

2020-01-19

当職はこれまで国選・私選問わず刑事弁護を取り扱ってきましたが、このたび国選弁護の引き受けを終了し、私選弁護に専念することにしました。
国選弁護には社会的意義が大いにあると思いますが、静岡地区においては新進気鋭の若手弁護士が熱心に取り組むようになっており、担い手は充足していると思います。
私としては国選弁護を約10年やりましたので、卒業とさせていただき、私選弁護に専念します。

これまで刑事については多様な事件をやってきましたが、私が力を入れてきたのは、更生につながる弁護です。
本人がいくら反省しているといっても、気持ちだけではまた繰り返してしまうことになりかねません。
とくに、性犯罪や薬物犯罪については本人が本当に変わる事が必要だと思います。
また、窃盗についても近年精神的な要因が大きいことが知られてきております。
人が変わるためには方法論があり、それぞれの方法論について専門家の助けを借りる必要があります。
私はこれまで認知行動療法や薬物治療等の専門家と連携し、本人に取り組ませた上で、本人がしっかり変わっていくことを訴える弁護をやってきた経験があります。
私選弁護であれば受ける事件の種類は自由ですので、刑事弁護については、本人が認めて立ち直りたいと思っている性関係、薬物、窃盗症等の関連犯罪に注力してやっていきたいと考えています。